こんにちは、“ちきん”です。
「ゴールデンチキンファーム」へようこそ!
今日は、お金や経済に関わりのある用語「フィリップス曲線」について楽しく学びましょう。
では、早速クイズに挑戦してみましょう。
問題
「フィリップス曲線」ってなに?Q. フィリップス曲線とは、経済学者のフィリップスが発見した、ある二つの経済指標の関係を表す曲線です。その二つの指標とは何でしょうか?
A.消費と貯蓄
B.需要と供給
C.失業率とインフレ率
D.賃金と生産性
≪正解はこちら≫
C.失業率とインフレ率
解説
フィリップス曲線は、失業率とインフレ率の間に逆の関係があることを示しています。
つまり、失業率が低くなるとインフレ率が高くなり、失業率が高くなるとインフレ率が低くなるということです。
これは、経済が好調なときには雇用が増えて賃金が上がり、物価も上昇する傾向があることを反映しています。
逆に、経済が不調なときには雇用が減って賃金が下がり、物価も下落する傾向があることを反映しています。
では、なぜこの曲線は重要なのでしょうか?
それは、政府や中央銀行が経済政策を決める際に、失業率とインフレ率のバランスを考える必要があるからです。
例えば、政府が景気刺激策を実施すると、失業率は低下しますが、インフレ率は上昇します。
逆に、政府が財政引き締め策を実施すると、失業率は上昇しますが、インフレ率は低下します。
どちらもメリットとデメリットがあります。
政府や中央銀行は、このトレードオフを考慮して、最適な経済政策を選択しなければなりません。
フィリップス曲線は、経済学の基本的な概念の一つです。
しかし、実際の経済はもっと複雑で、フィリップス曲線だけでは説明できない現象もあります。
例えば、1970年代には「スタグフレーション」という現象が起きました。
これは、失業率もインフレ率も同時に高くなるという状況です。
これに対して、経済学者たちはフィリップス曲線を修正したり拡張したりして対応しました。
いかがでしたか?
難しい用語も、クイズ形式で学ぶと楽しくなりますね。
次回もお楽しみに!