こんにちは、“ちきん”です。
「ゴールデンチキンファーム」へようこそ!
今日は、お金や経済に関わりのある用語「経済的成長率」について楽しく学びましょう。
では、早速クイズに挑戦してみましょう。
問題
「経済的成長率」ってなに?Q. 「経済成長率」とは、ある期間における経済の活動量の変化の割合を表す指標ですが、その活動量を示すものは何でしょうか?
A.国内総生産(GDP)
B.国民総所得(GNI)
C.国民総幸福度(GNH)
D.国民総消費量(GNC)
≪正解はこちら≫
A.国内総生産(GDP)
解説
国内総生産(GDP)とは、ある国の国境内で生み出されたすべてのモノやサービスの価値の合計のことです。
例えば、日本で作られた車や食品、日本で提供された教育や医療などが含まれます。
これらの価値が増えれば、経済が成長したと言えます。
逆に、減れば経済が縮小したと言えます。
経済成長率は、前の期間と比べて国内総生産がどれだけ増減したかをパーセントで表します。
例えば、今年の国内総生産が去年よりも2%増えた場合、経済成長率は2%となります。
Bの国民総所得(GNI)は、ある国の国民が得たすべての所得の合計のことです。国内総生産と似ていますが、違いは国境を越えた所得の取り扱いです。
例えば、日本人が海外で稼いだお金や海外にある日本企業の利益は、国民総所得には含まれますが、国内総生産には含まれません。逆に、日本で外国人が稼いだお金や日本にある外国企業の利益は、国内総生産には含まれますが、国民総所得には含まれません。
Cの国民総幸福度(GNH)は、ある国の国民の幸福や満足度を測る指標です。経済的な豊かさだけでなく、健康や教育、文化や環境なども考慮します。この指標は、ブータンという国が提唱したもので、「幸せな王国」として知られています。
Dの国民総消費量(GNC)は、ある国の国民が消費したすべてのモノやサービスの価値の合計のことです。消費とは、モノやサービスを購入して使うことです。例えば、食事や衣服、家電や旅行などが含まれます。消費量が増えれば、経済が活発になっていると言えます。
経済成長率は、ある国の経済の状況や動向を知るための重要な指標です。
経済成長率が高ければ、国の経済が発展していると言えます。
逆に、経済成長率が低ければ、国の経済が停滞していると言えます。
経済成長率は、政府や企業、個人の意思決定にも影響を与えます。
例えば、経済成長率が高いときは、政府は税収が増えるので、公共事業や社会保障などにお金を使うことができます。
企業は利益が増えるので、新たな投資や雇用などに積極的になります。
個人は所得が増えるので、消費や貯蓄などにお金を使うことができます。
逆に、経済成長率が低いときは、政府は税収が減るので、財政赤字を抑えるために支出を減らすことになります。
企業は利益が減るので、投資や雇用などに慎重になります。
個人は所得が減るので、消費や貯蓄などにお金を使うことが難しくなります。
いかがでしたか?
難しい用語も、クイズ形式で学ぶと楽しくなりますね。
次回もお楽しみに!